約 19,973 件
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/276.html
ケモノ学校シリーズ:その他 ケモノ学校シリーズ:登場人物 +一覧 名簿 教師 初等部 中等部 高等部 学外関係者 ケモノ学校シリーズ:絵 +一覧 1スレ目の作品一覧 2スレ目の作品一覧 3スレ目の作品一覧 4スレ目の作品一覧 5スレ目の作品一覧 6スレ目の作品一覧 7スレ目の作品一覧 8スレ目の作品一覧 9スレ目の作品一覧 10スレ目の作品一覧 ケモノ学校シリーズ:漫画 +一覧 1スレ目の作品一覧 2スレ目の作品一覧 3スレ目の作品一覧 4スレ目の作品一覧 5スレ目の作品一覧 6スレ目の作品一覧 7スレ目の作品一覧 8スレ目の作品一覧 9スレ目の作品一覧 10スレ目の作品一覧 ケモノ学校シリーズ:SS +一覧 1スレ目の作品一覧 2スレ目の作品一覧 3スレ目の作品一覧 4スレ目の作品一覧 5スレ目の作品一覧 6スレ目の作品一覧 7スレ目の作品一覧 8スレ目の作品一覧 9スレ目の作品一覧 10スレ目の作品一覧 ケモ学カレンダー ケモノ学校シリーズ:その他 題名 初出 媒体 作者 佳望学園校歌 スレ3 7 音楽 ケモ学でローゼンEDパロ スレ3 485 動画
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/137.html
おねだり 977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 21 59 50 ID yGoEohka この子は980のものか? * 以後、争奪戦 因みに勝利の女神は≫985に微笑みました
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/57.html
スク水性格悪い子コンビ 117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/15(月) 22 08 29 ID jU8gGQB7 性格悪い子コンビも描いてみた 俺の脳内じゃすっかりギャルだ
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/425.html
腐れ縁 『其処のバイク、直ちに停車しなさい!』 私がバイクを軽快に飛ばし、家路に就いている最中、 いやに耳に障るサイレン音とスピーカー越しの怒声に近い停車指示が私の背を叩く。 どうやら、間の悪い事に少しスピードを上げ過ぎていた所を見つかってしまった様だ。 ったく、車通りの無い通りを気分良く流していた所を……こう言うのはとっとと振り切るに限る。 『其処のバイク……って良く見たらお前、怜子か! くそっ、正月早々からスピード違反しやがって! お前のような事する奴が居るから俺達は正月早々から働く事になってるんだぞ! 分かってるのか!』 『ウルフさん、完全に私情がでてますよ! と言うかマイク切ってから叫んでください』 『あ、しまった』 ……あの交機(交通機動隊のパトカー)に乗ってるのはよりによって私の知り合いか。 さっきのやり取りからすると、相変わらず間の抜けている所は変わってはいない様だな。 そうなると尚更、奴等を振り切らねばならなくなった。 ちなみに、さっきからギャンギャンと叫んでいる方の狼がウルフ、 そして交機を運転している方の狐がウルフの弟分のジョー。 認めたくは無いのだが、あの二人と私との関係は昔っからの腐れ縁と言う奴だ。 中学、高校の頃から奴等とは何かにつけてはいがみ合って、殴り合いなんてしょっちゅうだった。 そして、その度に喧嘩両成敗とばかりに三人纏めて若かりし頃のいのりんに叱られていたのを思い出す。 しかし、それが何の因果か、私は学校の教師、そして奴等は警察官になってしまった。 つくづく運命と言うものを不思議に感じてしまう。 『おい、怜子、だから止まれって言ってるだろ? ここで検挙数稼いでおかないと俺達の給料に響くんだぞ!?』 『ウルフさん、また私情が出てますって!』 『うるせぇっ! お前は黙ってろ! 怜子、今度と言う今度は逃がさないからなっ! カメラでナンバー撮って後で検挙なんて回りくどい方法はやらないから覚悟しろよ!』 『ああ、もう……済みません、玲子さん。俺達の為、今回こそ挙げさせてもらいますよ』 ジョーの声と共にパトカーがスピードを上げ、ぐんぐんと私の乗るバイクとの差を縮めて行く。 奴等の乗る交機は最新型のスポーツカー、対する私の乗るバイクは三十年近く前の骨董品。 このままでは奴等に追い付かれるのも時間の問題だ。 それにしても、あんなのを導入する金なんて警察の何処にあったんだ? いや……ひょっとすると、奴等が自腹を切って導入した訳じゃ……、 ……ありうる話だ、あのウルフの奴ならやりかねん。奴は今までに何度も私に煮え湯を飲まされてきたんだ、 そんな私を挙げる為なら、あいつは自腹を切る事だって厭わない事だろう。 ……多分、ジョーは無理やり自腹を切らされたとは思うが……。 しかし、だからといって、私は奴等に捕まってやる訳には行かない。 そう、捕まってしまえば最期、奴等は鬼の首を取ったかの様に私を馬鹿にするのが分かりきっているからだ。 無論、そんなのはご免被りたい所だ。 私はアクセルとブレーキを巧みに調節し、 追い付かれるか追い付かれないかの絶妙な間で奴等との距離を維持しつつ、ある場所へバイクを走らせる。 やがて、私の乗るバイクが古い民家が立ち並ぶ旧街道へと差し掛かった所で、 「じゃあな。事故には気をつけろよ?」 私は奴等に向けて捨て台詞を残し、華麗な二輪ドリフトを決めつつ自動車では到底入れそうに無い細い横道へと入る。 この旧街道沿いの細道はそれこそ迷路の様に入り組んでおり、一旦ここへ入りこめば逃げ切ったも同然なのだ。 多分、奴等は今頃、私が逃げこんだ細道を前に地団駄を踏んで悔しがって…… 『逃がすかゴルァっ!』 声に思わず振りかえると、其処には車を横に傾けた片輪走行で追いかけるパトカーの姿! 私を挙げる為にここまでするとは……何と言う執念だ。 正直、私は本気で驚いたぞ。 ま、そうするなら私にも対抗手段はある訳だが、 『ふははは、どうだっ、見ろっ! 3ヶ月間の特訓の末に編み出した対細道用片輪追跡術! この技さえあれば、お前が幾ら細道に逃げようとも無駄無駄無駄ァッ!』 『あの……二人で特訓したように言ってますけど、特訓をしていたのは殆ど俺じゃないですか……?』 『うるせぇっ、それは言うなって言ってるだろ! まあ、それは兎に角、今度こそ覚悟しろよ、怜子!』 勝利を確信したのか、更に距離を詰めてくるパトカー。 私はタイミングを見計らいつつ僅かに横へ逸れ、ちょうど良い所で急停車をかける。 『うをッ、いきなり止まるなっ――って、おい、ジョー。早く止まれって!』 『そうは言いますけど、片輪走行している時にブレーキかけたら事故っちゃいますから無理ですって!』 『な、なんだってぇぇぇぇぇぇ…………』 そして、停車した私の横をドップラー効果で声を残しつつ通り過ぎ行くパトカー。 少しの間を置いて、遠くで何かが壊れるような音が聞こえた。……多分、奴等は止まり切れず何処かにぶつけたな? まあ、奴等の事だ。どうせ大した怪我もしていない事だろう。 その代わり、新型をぶっ壊した始末書はたっぷりと書かされるだろうとは思うが。 「さて、帰るか……」 そして暫くの間、私は奴等が通り過ぎて行った方を眺めた後、今度こそ家路に就いたのであった。 「ウルフさん、これは完全に減給物ですね……」 「くっそー、今度こそいけると思ったのに……」 「で……おまわりさん、あなた方が壊してくれた私の家の塀の修理費、払ってくれますよね?」 「「とほほほ……」」 そしてその頃、民家の土塀にボンネットを突っ込ませたパトカーを前に、 怒り心頭な家の主人に怒られ、耳も頭も尻尾も項垂れる二人の警官の姿があったと言う。 関連:獅子宮先生
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/346.html
味付けすら無し/末っ子の立場 408 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2008/12/04(木) 17 13 34 ID OLdvOu9H 感染/奮え | ∧ ∧ |/ ヽ ./ .∧ | `、 / ∧ |  ̄ ̄ ̄ ヽ | ̄ ̄ ̄月曜日 ̄ ̄ ̄) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\ | ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- / エビの頭と尻尾は酒のつまみに抜群ですよ… | \___/ / | \/ /
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/1042.html
ぶぶぜら!
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/251.html
スレ2>>711-718 FORMAT:2章 太陽が真上まで昇っている。 もう昼だ。 なかなか陸が見えてこないこと、 そして結局朝飯抜きになって極限の空腹状態に陥っていることもあって、 俺はかなり険しい顔をしていたことだろう。 シンディはというと、鼻歌なんか歌いながら遠くを眺めていたりしていた。 話は既にあらかた聴いた後だったから、もう彼女に用はないが、 何というか、船の上という狭い空間に二人しかいなくて、一人がこうして懸命に働いているのに もう一人が遊んでいるのを見たら誰だってムカつくだろ?画的にも。 とはいえ船の運転は彼女はできないし、特にやってほしいことなんて無かった。 ぶつけようの無いこの苛立ちのまま、俺はただひたすら船を陸にまで持っていく「作業」に専念するしかなかった。 吹雪が突然ピタリと止んだワケ、それは崩壊の影響によるものだった。 崩壊は全てを消す。まさにあの時、雲が崩壊したのだ。 例のロップ族の男はフォスターとかいうらしい。 ビリアルデ…その怪しい機関は、どうやら話がスムーズに進んでいても対立するはずだった奴らだそうだ。 奴らはバグの正体はこの俺、ザックス・フリーデルだと考えているらしく、 元々敵役なのだから丁度いいと思ったのだろう。 だがシンディの考えは、このゲーム世界そのものは主人公がいる事で成り立って出来ているものであり、 それを消すイコール崩壊に繋がるというものだ。 何故奴らが俺を元凶だと思ったのかは、彼女にもわからないみたいだ。 そして主人公なのに魔法みたいな力どころか、剣の一本すら持っていないのはどういうことだと聞いてみたら 「レベル1だから」 と即答されてしまった。 敢えて聞かなかったのだが、この先俺は本来ならどういう経緯で旅に出ることになるか……。 どうしても知りたいわけじゃないが、少し気になる。 それとその先で出会う愉快な仲間たち様々方も。 「…!シンディ、あれじゃないの?」 九時の方向に陸らしきものが見える。 「あ、ごめーん方角間違えちゃったみたーい。」 あぁ神様どうかコイツをこづく権利を我にお与えくださいませ。 船をつけ、陸に降りた。 はぁ、やっと着いたか。俺は大きく伸びをした。 何やら賑やかな町だ。あちこちに新鮮な野菜や海鮮類を売っている市場が開いている。 目に留まった看板を見ると、ここはフィンという町らしい。 そうか、もうここは大陸ランセル…もとい外国だ。 それほど気温は高くなかったが、年中どこへ行っても真冬であるレードと比べると遥かに暑かった。 汗をかくなんて何年ぶりだろう。 それよりこの空腹をなんとかしたい。これ以上おあずけかまされたら死ぬ。溶けて死ぬ。 「そうね。私もお腹減ったし。」 ここからチラリと覗いているレストランを見て、今すぐにでも走っていきたい気分になった。 ・・・お、ちょっと待てよ。 この展開は、二人きりで食事フラg 「んじゃお金ちょうだい」 は? 「私財布ないの。ザックスはあの店行きたいんでしょ?私別のもの食べたいし。」 図々しく奢らせられる上に自分は他行きたいだと? わがままってレベルじゃねーぞ。 それに、とシンディは続けた。 「勘違いされたくないしね。」 これがマンガなら、今俺の頭上にはガガガガーンという文字が(ry シンディは金を受け取るとニッコリと笑って軽く会釈し、あのレストランとは反対の方へ行ってしまった。 あぁ神様俺は一体何の罪の代償を受けているのでありますか。 100シルバー増しで大盛にしたペペロンチーノを、ものの10分でペロリと平らげ、店を後にした。 はぁ、生き返った。 なるほどこういう時に使うものなのだな、これは。 …さて、これからどうすればいいんだろうか。 「バグ」を探すったってなぁ。手がかりなんて何もない。 いや、それよりも自分の身を守れるだけの腕っぷしが俺には無いことが不安の種である。 足腰だけが取り柄の一般市民が主人公とはよく言ったものだ。 地味で目立たない人が主人公であることが多いと聞くが…。 でもやはり主人公なのだから、いずれあの男のような魔法も使えるとは思う。 何気なく目に入った武器屋を覗くと、包丁のような短剣からゴツい巨大な機関銃までズラリと並んでいた。 どの武器も目玉が飛び出るくらい高価。 あのペペロンチーノを百皿注文しても釣りがくる。 とてもなけなしの金で買えるようなものではなかった。 しばらくガラス越しに武器を眺めていると 「あ、いたいた。行くわよーザックスー。」 シンディが少し離れたところで手招きしている。 …この状況はおもちゃを物欲しそうに眺める子を呼ぶ母親の図だ。 「で、どこに行くんだ?」 彼女にアテはあるんだろうか。 こんなこと言うのは何だが、シンディは頭より体が先に動くタイプなんじゃないだろうか。 コラット族だから―という偏見でなく、パッと見そんな感じに見えるだけだ。 まぁこれはアクマでも予測であって 「とりあえず適当に歩きましょ。」 …正解おめでとう俺。 はてさてクリア時間は一体どうなることやら。 その後、一通りフィンを見て回ったが、特におかしい所は無かった。 シンディも崩壊の前兆は見られないと言う。もうここに用はないな。 町の人に尋ねると、このすぐ近くに小さな農村があるらしい。 有力な情報は期待できないが、とりあえずそこへ向かうことにした。 町を後にしてしばらく歩くと、広大な畑が両脇に広がる。 「見たことない野菜ばかりだな。」 「あ、これキャベツの類じゃない?」 シンディが指差した野菜は確かにキャベツの形だったが、明るいオレンジ色をしていた。 「酸っぱそうね。」 確かに。 まぁこれだけ環境が違うんだ。 育てることの出来る作物も違うだろう。 しかしこの畑は無駄にだだっ広い。 村自体は小さいのだろうけど。 そうこうしている内に、村の入口に着いた。 「ん?何だろ、あの人だかり。」 村の向こう側の出入口に、村人が規則正しく並んで向こうを見ている。 どの人もクワやスキなどの農具を持っている。 「あの、どうかしたんですか?」 その人だかりに近づき、内一人のテリア族の男に声をかけてみる。 「あ?あんたら旅のモンかい?だったら危険だ。下がってな。」 随分と恰幅の良いオッサンだ。 話し声に気づき隣のオッサンもこちらを向く。 「ヨソモンってやつさ。あいつら、金と代わりの土地をやるから、この村を明け渡せとぬかしやがったのさ。」 「毎日のようにここに来てしつこいんさ。」 周りをざっと見渡すと、なるほど皆が皆険しい表情でピリピリしているご様子。 きっと「この村には云百年の伝統が―」などの理由で今日まで何度も追い返してきたのだろう。 「何べん言っても来やがる聞かん坊だ。今日こそは…。」 「力ずく、で?」 シンディが俺と村人の間に割って入り、そういう。 暴力はよくないよ!と言わんばかりな風貌だったが、 朝に問答無用で人一人光の彼方に吹っ飛ばしたのは誰だよ。 「あーこれは威嚇さ。俺だって暴力なんかで解決するつもりなぞないさ。」 「まあ、相手の出方によっては使うことになるかもしれんがな。」 男二人は農具を肩にかけながらそう言った。 俺はシンディの服の袖を引っ張り、二、三歩下がる。 「なぁ、素直に下がっていた方がよくないか?」 正直そのヨソモンとやらに関わりたくない。 そんな一心でシンディに物申す。 だが残念なことに…いや、わかってたんだけどさ。 彼女は笑顔で、しかし凄みのある声で 「逃げるの?」 と言った。この時の俺は多分涙目だっただろう。 村の事に赤の他人である俺達が口を挟むのはおこがましい行為だし、 それ以前に、もう前も言ったけどさ、魔法も使えない装備もない、 そんなヤツがどうしろというんだ。 やるならお前一人でやれ。 といった感じの反論をしてみたが、 「困っている人を見過ごす行為こそ主人公としておこがましいんじゃないの?」 と彼女らしくない正論をかまされ、泣く泣く村人に加勢する羽目になって 今、俺は何故か先陣をきっている。 あぁ神様そろそろお許しください。 ていうか勘弁してください。 「おい!来やがったぞ!」 遠くからスーツを着たベンガル族の男、そしてマントで全身を覆っている奴が4人、 並んでこちらに向かって歩いてくる。 超怪しいじゃねーか。マジヤバランクSだ。 下がるどころか本当に逃げ出したいよ。助けてエロい人。 3メートルほど手前で立ち止まり、男が何か言いかけたが、 「さっさと出ていけヨソモンが!」 「何べん来ようとこの土地を渡すつもりはねぇぞ!」 村人は即ブーイングの嵐。 話し合う気は無いらしい。 つーかそんなに刺激しないでくれ…怖いってマジで。 「…やれやれ、今日こそはご理解頂けると思っていたのですが。」 スーツの男はため息をつきながら首をゆっくりと振る。 そして俺とシンディを一見して続ける。 「今回は子供を使って情につけこむ作戦ですか?」 …確かにまだ成人一歩手前だが、そんなに俺は童顔なのか? 「貴様らがそんな事言える立場か!?」 「真夜中にブルドーザー引き連れてきた野蛮人が!」 なんと物騒な。無理矢理村を壊そうとしたこともあるのか。 それも怒りの理由の一つなのだろう。 だが口振りからして、その作戦は失敗したようだ。 「フ…そんな昔の事は忘れましたね。…武器を持っているようですが。」 「っ!そ、そうさ!今日こそは力ずくででも諦めてもらうぞ!」 村人は身構えた。 「ええ、ええ。分かりますよ。 私もそのつもりで来たのですからね。」 「!」 男の黒い微笑に、殺気を感じた。 同時に後ろのマントマン達が、巨大な鉤爪で斬りかかる…! ガキィィン! シンディは素早くナイフを抜き、4人の爪を全て受け止めた。 「シンディ!」 マントマンはすぐ後ろに下がり、間合いを取る。 「おやおや、これまた元気な子だこと。」 「黙りなさい!」 シンディはナイフを構え直し、俺に話しかける。 「ザックス!協力して!」 「協力ったって俺は…!」 「最後まで聞きなさい!いい!?アイツら4人相手にするのは流石に無理だけど、 2人ずつ相手なら余裕で片付くわ!言いたいこと、わかるわよね!?」 「…時間稼げってことか?」 「ご名答!あんたの足腰ならイケるでしょ!」 嫌だ、ていうか正直無理 でもこの窮地を切り抜けるにはそれしかないかもしれない。 まだ力のない俺は、ないなりに彼女のサポートをすべきなのかもしれない。 「…わかった。やってみる。」 シンディは親指を立てた。 「なるべく早く頼むぞ!」 「わかってるって!」 シンディは右側2人のマントマンに向かって跳び、手をかざした。 「オスティルエール!」 黒い翼が現れ、マントマンを遠くに押し飛ばした。 あいつらを引きつけていればいいんだな? 彼女に続き、俺も地面を蹴った。 「こい!豚野郎ども!」 マントマンを踏みつけ、林の中に入る。 多少の障害がある方が逃げるのに有利だ。 マントマンはすぐに起き上がり、俺の後を追いかけてきた。 分断は成功、後は時間を稼ぐだけだ! あいつら図体のわりに速ぇ。 林の木をバキバキと押しのけながら、差が縮まっていく。 ダメだ。ほぼ全速力に近いダッシュだ。 続けていたら体力が持たない。 ならば手段は一つ。あいつらの攻撃をよけて、よけて、よけまくるほかない。 俺は素早くターンし、とっさに目についた木の棒を手に取る。 マントマンが鉤爪をかまえ、突進してくる。 怖い。足ガクガク。記念すべき戦闘第一回目からラスボスに立ち向かってる気分。 死ねばそこで終わり。 ならば必死に抗ってみよう ギリギリのところでしゃがみ、攻撃をよける。 ドォン!! 鉤爪は大木に刺さり、見事に折り倒されてしまう。 足も速くパワーも物凄いが、意外と鈍重じゃないか? とはいえ、二対一はかなり辛い。 360度全方向を気にしつつ、確実に攻撃をよけるのは、戦闘のイロハすら知らない俺にとって無理がある。 安請け合いするんじゃなかった。 「つっ…!」 タイミングが少しばかりズレて、右頬に爪がかすった。糸筋ほどの血が滲む。 だいぶ息があがってきた。 そろそろ限界だ。シンディはまだか…! 「うわっ!?」 湿った木の根で足を滑らせ、膝がついてしまった。 その隙をついて、二人同時に攻撃を仕掛けてきた。 とっさに前回りを三回転ほどしてかわす。危ねぇ、ギリだよ。 だがすぐに奴らは体勢を整え直してまたも飛び掛る。 立ち上がれぬまま、俺は前に転がり横に転がり。 ・・・気持ち悪くなってきた・・ていうかヤバい、絶体絶命だ。 ふと前を見ると、青く燃えながら浮遊する球体が目の前にいた。 そういえばこんなヤツが林の中のあちこちにいたような気がする。 「この忙しい時に・・!」 こいつが何なのかはわからないが、凄い勢いでこちらに向かってきたのを理由に 「邪魔だァ!」 と持っていた木の棒でジャストミートしておいた。 球体が飛んでいった方向に、マントマンが2人並んで立っていた。 もう息が、体力が 視界がかすむ 同時に、こちらに向かってくる。 これは死んだ ゲームオーバーだ シンディめ 化けて出てやる・・ --Notice ライトニングガン を 覚えた!-- ? なんだ・・今のは? ・・・・・・・・・・・・もしや? 妄想か気のせいか それはわからない。 だが・・どうせこのままでは死ぬんだ。 「・・・・・ライトニング、ガン・・。」 ゆっくりと、呟いた。 ――右手が強く光輝く。 マントマンはそれに驚き、止まった。 いち主人公、爆誕の瞬間だった。 見たことも無い拳銃が、その手に握られていた。 ・・・・・・・。 「・・・・・・出番、なかったみたいね。」 後ろから声がした。シンディだ。 「やーっとそれらしい感じになってきたじゃん。うんうん。」 「何がうんうんだ!死ぬとこだったんだぞ!!」 涙目で怒った。 「ゴメンゴメン。思ってたより硬くってさー・・。まぁ生きてたんだから生き得じゃん。ね。」 シンディは高らかに笑う。納得できん。 「しかし・・一体どんな魔法使ったのよ。2人とも黒コゲじゃない。初期に覚えるようなそれじゃないわ・・。」 ・・確かに物凄い魔法だ。 あまりの威力に、反動で後頭部を打ってしまったほどだ。 「あ、あの虎男はしょっぴいて村人に引き渡しといたから、安心して。」 そうか・・まぁ、これで良かったのか。 困っている人を助ける・・。口で言うのは恥ずかしいが、行為自体は悪くないかもしれない。 こういうのが主人公・・・・なのか?違うような気もする。 後になって重大な事に気がついた。 もう魔法を身につけてしまった俺は、一般市民うんたらという逃げの口実が言えなくなってしまった。 なんてこったい。 これから先、確かに心強い力ではあるが・・ あぁ神様 これが悪い夢ならどうぞ目を覚まさせてくださいまし。 関連:ザックス・フリーデル シンディ・システィ フォスター 序章"2章"3章 FORMATシリーズ:本編に戻る FORMATシリーズ TOPへ戻る
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/158.html
「塗っとくか?」 104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 22 12 27 ID JrqxFm8s ≫96 何処の組の方ですか? ≫98 所々体がヒリヒリすると思ったら貴方の仕業か… 105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 23 29 19 ID mJeEVNzh ≫104
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/688.html
陰性 679 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/05/07(木) 22 46 14 ID f2SEW0Mk 「あぁ、よかった。平熱だ…」 680 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/05/07(木) 22 54 29 ID R2iU0al0 トンフル陰性でようございました ていうか体温計どこに挟んでたんですか>< 681 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/05/07(木) 22 58 59 ID o5xCVkDG ( ゚∀゚)o彡゜ 682 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/05/07(木) 23 03 04 ID lvd7PnYe ( ゚∀゚)o彡゜ 683 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/05/07(木) 23 04 32 ID lpvS2y5b いやこれははだけた胸部分からわきに挟んだんだよ 谷間で図ったようにしか見えませんが>< 684 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/05/07(木) 23 12 53 ID fMVKxwej 谷間じゃ正確性は期待できんだろうなw 685 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/05/08(金) 00 04 02 ID UF7BwA4W 豚と鶏とヒトがそろって保健室で「熱っぽいんです」とか さすがに不謹慎ですよね 686 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/05/08(金) 00 06 13 ID qpkea+Gu 性的な意味で不謹慎だと思ってしまった俺はもう駄目かもしれない。 687 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/05/08(金) 00 34 15 ID o0i8EIpY あんまり腕振らないであげてください(笑) 犬猫では最近鼓膜の赤外線を測 るタイプの体温計が使われているようですね。 この子豚ちゃんもSSとか書いて貰えるように釣り書きをば。 名前は伊部淑子(いべ・としこ)。身長低めのトランジスタグラマ。小学生 の授業で自分の名前をカタカナで書いたとき、点が重なって「トシコ」と書 いたものが「トンコ」と読めてしまい、それ以来渾名が「トン子」になる。 本にんはあんまりこの呼び名を好いてはいない。 母とふたりの母子家庭 (ちなみに母の名は梨子)で、小さいころから受け持っていたために家事全 般は得意中の得意。 手芸部所属だけれども、どちらかというと料理(特に 御菓子作り)をやりたがる。 割と内向的、ひと見知り。 容姿にコンプレ ックスが有るので写真に撮られるのを嫌がる。 こんな辺りまでは妄想できました。 そう言えば数年前に「馬インフルエンザ」で競馬が中止になった事が有ったの を思いだしました。
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/736.html
ベンじい 105 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/06/10(水) 23 51 44 ID YJQ4jnfB 用務員の勉(つとむ)さん。 ただし、生徒達は親愛の気持を込めて「ベンじい」と呼ぶ。 106 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/06/11(木) 00 51 03 ID WA+cZdot 学園の機器・設備を知り尽くし、トラブルの備えを常に怠らず ここ一番で頼りになる男 むしろ"真田さん"ではないのか 107 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/06/11(木) 01 06 21 ID Acaz2Dur ベンじいイイ感じだなー 職業能力開発大学校で腕を磨いて技能五輪に出場して見事メダルを獲得したのち、 当時公務員だった用務員になるために公務員の技能職を受けてでも試験に滑って、 校長と知り合いだったから民間委託の形で裏口的に雇ってもらって早20年て感じがする。 108 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/06/11(木) 01 36 57 ID rKhs9VCA ≫106 ベンじいは真田 勉って名前なんだろう、多分。 そして「こんなこともあろうかと」が口癖に違いない(ヲイ 109 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/06/11(木) 02 21 56 ID 16KkElW0 ?PLT(15000) ≫106 大人の貫禄がありますね。 名前と容姿で、名探偵ベンジーを想像しちゃった。 校舎に住み込んで勤めてる用務員さんは勇気があると思う。 110 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/06/11(木) 10 45 48 ID n7AQzuyb ご賢察どおり元ネタは「ベンジー」です(笑) 少し前にどなたかのSSで用務員さん に言及されていたので、考えていたらこんなの出来ました。 ベンジー自体が老犬だ ったし風貌もあれなんで、定年間際の老じんにしてみましたが如何でしょう?たぶん 定年後再雇用で学園に残る元気はつらつ爺さんだと思うけど。 用務員さんって私の憧れの職業のひとつですね。でも、そうか、真田さんってのも或 る年齢層には憧れだよなぁ(笑) じゃココはひとつ「真田勉(さなだつとむ)」っ て方向で(ベンジーの本名「ヒギンス」をもじろうと思って上手くいかなかった…)。 たぶん、惣一の格納庫兼部室の電気配線とかもやってくれてると思う。 111 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/06/11(木) 22 49 03 ID m4/sWn4O やっぱり電動「ドリル」もったら人がかわるとか…… スミマセン。